その愛が何物にも勝るのならば比類なき濃さと熱さを持つはず!
ただ、ひたすら。
ただ、一筋に。
全てを押し流すほどの奔流となって胸に満ちる、愛。
それほどの愛を身の内に飼っているとおっしゃるのなら・・・・・・・・・・その証を見せて!
花が馥郁たる香りを、蜜は舌を蕩かす甘さを隠せぬように愛は貴方の仕草や声からも零れてしまうはずだわ。
どんなに上手く繕っても、いいえ!繕う事など無理なはずでしょう?
立ち上る芳しい愛の香りはわたくしを捕らえる。
淫美さを伴う顕な告白に、わたくしの頬は紅潮し、震える指先は貴方に差し出されるでしょう!
ああ!
手の中に隠せてしまえるほど小さな幸せだとしても、それはわたくしの最たる望みであり、紅葡萄酒よりも酔わせてくれる宝石。
貴方の愛。
激しく、熱く、うねりながら溶岩の中へ紛れてしまった心臓の在り処を、わたくしは知っているかもしれないのですもの。
煌々と燃えているのはわたくしの心臓でもあるんですもの!
メイビー。