先週末、知人の美人妻に会った。以前、同じ所でバイトしていたので、茶なぞとなる。
受験を控えた娘さんがいるので、話題は彼女の事になった。現在中学3年生だ。
「あの子が持ってる本って、自己啓発本がほとんどなの」
美人妻が語る。『人に好かれる20の法則』みたいな本ばかりらしい。他には『トキメキ整理法』など。
美人妻は続ける。
「ファンタジーは興味がないみたい」
マンガも読むそうだが、現実的な物だけで異界の皇子などはノーサンキュー。
そーいう類が登場するものは「分からない」と、読むのを止めてしまうらしい。
ちなみに母である美人妻は、結構な読書家である。面白そう、と思ったら片っ端から読む人だ。
「『針・堀田』とかも、読んでないのかな?」
「そうねえ・・・」
ティカップを優雅に傾けて、美人妻が想いに耽る。
「なにか動物の出てくる話は読んでたけど・・・それっきり」
あなたの娘さん、もしかして背中にチャックが付いてて、中にOLが入ってんじゃないすか?って感じだ。
中学3年生といえば、
「初めて読んだ字ばっかりの本は『針ー・堀田』!」でも、
「ラノベしか読んだことない」もしくは「子バル戸文庫オンリーです」でも許される時期ッすよ?
美人妻に了解を得てないのも気になるが、今夜はこれにて。